心のこもった親身なサービスを (サービスを受けるのは全て私の家族という気持ちで)
延岡共立病院は昭和25年に創立して以来、永きにわたり地域医療病院として役割を担ってまいりました。創立70周年を前に、病院の新築移転計画が始まり2020年にオープン致しました。基本理念である「心のこもった親身なサービスを(サービスを受けるのは全て私の家族という気持ちで)」を、これからも変わらない気持ちで、地域を支えてまいります。
病院では、最新の医療機器や快適な病室などを整備することも大切ですが、それ以上に重要なのは、そこで働く職員の質であり、すべての職員が心の根底に、「病院=ホスピタル」の語源である、ホスピタリティ(おもてなしの心)を持っていることです。
ここでいう「おもてなしの心」とは、言葉が丁寧であるとか、挨拶がきちんとできるといった表面的なことにとどまらず、医療とは「人対人の血の通ったもの」であることを深く理解し、患者さんや、患者さんの家族の喜び・悲しみを、自らの喜び・悲しみとして共有することのできる「心」で、延岡共立病院の基本理念も、この気持ちから生まれました。
また、私たち医療従事者が、働くことが出来るのは自らの努力もありますが、家族をはじめ、学生時代の友達や先生、そして先輩や多くの知人友人、あるいは社会の人々の支えがあったからだと思います。 これらの人々に心から感謝すると共に、その恩返しとして、私たちは地域医療の貢献に、情熱や使命感をもって従事しています。
延岡共立病院の基本理念に共感いただき、これからの病院を担う人財として、一緒に延岡共立病院を支えるスタッフになって、共に働き喜びを分かち合える方をお待ちしています。
この度は、当院のホームページをご訪問いただきありがとうございます。
令和3年6月1日に新院長に就任いたしました赤須晃治でございます。
私ども、医療法人伸和会延岡共立病院は、昭和20年終戦により帰延した私の祖父、赤須廉典が中川原町(祝子川鉄橋付近)に開業した赤須病院を前身に、昭和25年に中川原町3丁目に移転、医療法人となったものです。 法人化するにあたって廉典は兄弟を呼び寄せ、「共に協力しながら地域医療に尽くしていきたい」との思いから病院名を「共立病院」にしたということです。 創立当初の理念を引継ぎ、今日まで地域住民の皆様の健康増進、病気の治療に努力し続けてまいりました。
そして、より「延岡」への思いを強く示すために令和2年2月、新築移転を機に「医療法人伸和会延岡共立病院」と名称変更し新たなスタートを切りました。
内科、外科、産婦人科の3科で開院した小さな病院でしたが、今では一般外科・肝臓外科・消化器外科・心臓血管外科・肛門外科・乳腺外科・整形外科・一般内科・循環器内科・消化器内科・呼吸器内科・糖尿病内科・神経内科(神経難病含む)・皮膚科・小児科・放射線科・総合診療科・緩和ケア科・リハビリテーション科に加え、健診センター事業、介護老人保健施設、訪問リハビリテーション事業、レスパイト入院事業、重度心身障害児医療型短期入所事業、アスリートタウン構想における医療バックアップ事業(プロスポーツ合宿やオリンピック事前合宿など)を展開し、幅広い分野で市民の皆様に貢献できるまでに発展いたしました。
昭和25年に創立して以来、長きにわたり地域医療病院として『心のこもった親身なサービスを』を理念に地域を支えています。
これからの社会は高齢化がさらに進むとともに、医療は細分化され、ますます専門化していくと思われます。しかしそれだけでは成り立たないのが地域医療であることも心得ています。私たちの立ち位置を理解し、私たちにできる形で地域医療に貢献することが、私たちの使命と考えています。今後も地域に密着した医療を貫き、延岡市内に開業の先生方とより緊密な連携をはかりながら、市民の皆様が安心して暮らせるような社会の実現に貢献したいと思っています。
どうぞこれからもご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。