2020年(令和2年)10月1日に最上階に設置したヘリポートで、県防災救急ヘリコプター「あおぞら」と連携した、初の訓練を実施しました。訓練は当初、移転開院の直後に予定していましたが新型コロナウイルス感染症による影響で延期となり、今回の実施となりました。
訓練では、「あおぞら」の離着陸後の患者の引き継ぎ手順などを確認しました。訓練参加者は、当院の医師、看護師、事務職員、延岡市消防本部の職員、宮崎県防災救急航空隊隊員など総勢約30名が参加しました。
訓練は、午後2時に宮崎空港を離陸した「あおぞら」が、同2時25分に当院のヘリポートに着陸し、「あおぞら」の航空消防隊員から機体の性能や機内の装備などについての説明を受けた後、ストレッチャーを使用し患者の引継ぎ訓練を行い、航空消防隊員からヘリコプターから引き継ぐ際の注意が呼びかけられました。その後、医師など訓練参加者8人が2班に分かれ「あおぞら」に搭乗し、体験飛行を実施しました。機内の狭さやヘリコプター内の音の大きさなどを体験しました。
当院は15メートル級の津波から避難できる高台に位置し、延岡北部地域で唯一ヘリポートを有する医療機関で、災害時には空路で患者や支援物資を受け入れることが可能となっています。『災害に強い病院』は当病院の重要なコンセプトと考え、今回の訓練で得られたことをフィードバックして備えたいと思います。
「あおぞら」の離着陸訓練
航空消防隊員から機体の説明
説明を受ける当院職員
機内への収容訓練
搭乗訓練(体験飛行)
夕刊デイリー新聞社・ケーブルメディアワイワイによる、赤須晃治副院長への取材
ヘリコプターの離着陸の様子です。